伊検定・PLIDA・CILS
大学入試試験の方
イタリア香川文化会館
SICOMORO LANGUAGE
イタリア語検定
P L I D A
続いて「PLIDA」という試験は、
「ダンテ・アリギエーリ協会」という団体が主催し、
イタリア外務省が後援するイタリア政府公認の検定試験です。
外国人学生のイタリアの大学への入学を促進するための資格として公認されています。
つまり、PLIDAを取得すれば、日本だけでなくすべての国で有効な資格になります。
また、B2以上を取得すれば、イタリアの大学の入試を受ける際に、
イタリア語の試験をパスできます。
PLIDAのレベルは「A1、A2、B1、B2、C1、C2」の6レベルがあり、
最上級のC2レベルはイタリア人ですら合格するのが難しいと言われています。
PLIDAはイタリア語検定とは違って、
全ての試験に「読解、聴解、作文、口頭」の4つの試験が課せられていますので、
総合的なイタリア語の能力を図られる試験と言えるでしょう。
PLIDAの検定料・試験会場・試験日程
受験料は下記になります。
・A1: 9,000円
・A2: 9,000円
・B1: 12,000円
・B2: 13,500円
・C1: 19,500円
・C2: 19,500円
受験会場は東京のアリギエーリ協会しかありません。
受験するにはアリギエーリ協会の会員に登録する必要があったりもしますので、
受験ハードルは高いと言えるでしょう。(年会費6000円)
試験の日程は級によって異なりますが、年に2~3回あります。
C I L S
「CILS」はシエナ外国人大学主導で開催されている
イタリア政府公認の検定試験です。
PLIDAと同じく、それがイタリア政府公認ですので、CLISを取得すれば、
日本だけでなくすべての国で有効な資格になります。
ただし、受験対象者はイタリア以外の国籍を持つ人、
イタリア以外の国で生活する在外イタリア人、
イタリアへの移民者などになりますので、この点がPLIDAと異なります。
CILSはPLIDA同様に「A1、A2、B1、B2、C1、C2」の6レベルがありますが、PLIDAとは異なり全ての試験に「読解、聴解、作文、口頭」に加えて
「文法」の5つの試験が課せられます。
CLISでもB2以上を取得すれば、イタリアの大学の入試を受ける際に、
イタリア語の試験をパスできます。
CILSの検定料・試験会場・試験日程
受験料は下記になります。
・A1: 15,000円
・A2: 15,000円
・B1: 20,000円
・B2: 23,000円
・C1: 24,000円
・C2: 27,000円
試験会場は東京か大阪のイタリア文化会館になりますので、
試験会場はPLIDAよりは一つ多いです。
また、試験は年2回、6月上旬と12月上旬に開催されています。
イタリア語検定は日本語話者を対象にしたイタリア語の検定試験です。
レベルは1級から5級まであります。
語学のレベルに関してお伝えすると、
3級が大学で2年間イタリア語を勉強したレベルとされています。
イタリア語検定の準2級から5級までは「リスニング」と「読解」のみですが、
準2級と3級には記述式の問題もあります。
そしてさらに1級と2級には口答試験もあります。
イタリア語検定は「日本国内」では有効な資格ですが、
例えばイタリア語検定の1級を取得しても、
それがイタリアで有効な資格にはなりませんのでご注意ください。
イタリア語検定の検定料
1級:12,000円
2級:10,000円
準2級:8,000円
3級:7,000円
4級:5,000円
5級:4,000円
イタリア語検定の試験会場と日程
続いてご紹介する「PLIDA」や「CILS」などの他のイタリア語の試験と違って、
イタリア語検定は試験の回数や受験できる会場が多いです。
試験の日程については、原則として春季は3月の第一日曜日、
秋季は10月の第一日曜日、1級・2級の二次試験は12月の第一日曜日に実施されます。
会場に関しては、札幌、京都・大阪、仙台、岡山・広島、東京・横浜、
福岡・宮崎・那覇、金沢・名古屋、ローマ・ミラノなどで
受験が可能ですので、非常に利便性は良いです。
その他
イタリアの大学や高等教育機関入学資格取得を
目指す外国人のために行われている試験には、「CELI(チェリ)」もあります。
こちらは「ペルージャ外国人大学」が実施していますが、
同じくイタリア外務省より国際的な公式資格として認定されています。